2020.3.31
コラーゲンと言えばお肌をプルプルにしてくれるというイメージが強く、「コラーゲン豊富な~」という謳い文句に弱い方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんなお肌にいいと評判のコラーゲンを直接注入する施術について解説していきます。
コラーゲンはタンパク質の一種で、ヒトの体内に存在するタンパク質のうちこのコラーゲンが約30%程を占めていると言われています。体内でも様々な役割を担っており、その中でも皮膚に存在するコラーゲンが主に担っているのが皮膚の構造の弾力・強度を維持するという役割です。この働きが、「コラーゲンを摂取すると肌がプルプルに!」という世の中の認識と繋がっているのですね。
元々体内にあるものなので、アレルギーなどを起こす確率は非常に低いと言われています。(詳しくは→デメリットについて)安全性としても保証されている為、人気が高いのです。
主にシワの軽減・それに伴う若返り治療が可能です。
コラーゲンの注入施術では、改善したいシワのすぐ下に打ち込むことで、よりナチュラルにシワを目立たなくさせる事が可能です。麻酔で感覚を和らげた後、シワの部分に注入を行います。
使用するコラーゲンにはウシ由来コラーゲン・ヒト由来コラーゲンなどがあり、持ちや体質・希望する部位などによって使い分けていきます。
コラーゲンは元々ヒトの体内にある物質のため、アレルギーを起こしにくいです。(起こしにくい、の理由はデメリットの項目へ)
またメスを使わない治療のためダウンタイムが少なく、比較的気軽にできる治療であると言えます。
・施術までに時間がかかる
・アレルギーを起こす可能性がある
・失敗すると元に戻しにくい
というデメリットがあります。
コラーゲンはタンパク質でできています。タンパク質はアレルギーを起こす原因物質であるため、他の注入施術で有名なボトックス・ヒアルロン酸などと比べるとアレルギー反応が起こる件数が多いです。その為、コラーゲンの注入施術を行う際には1か月以上前にアレルギー検査を行わなければなりません。やりたい!と思ってからすぐにできる訳ではなく、準備期間がとても長くなってしまうのですね。
アレルギー検査を行ったとしても、絶対にアレルギーを起こさないという訳ではありません。様々な要因でアレルギー反応が起こってしまうことがあります。
コラーゲンの注入施術でよく使用されるのが、ウシ由来のコラーゲンです。本来ヒトではなくウシの体内にあったものを注入するため、どうしてもアレルギーが出やすくなってしまいます。
また、ヒト由来のコラーゲンであれば絶対にアレルギー反応を起こさないかと言うと、そういうわけでもありません。製造過程での不純物混入などでもリスクがあります。
施術を行う医師の熟練度や医師と患者の認識の相違などによって、患者の希望とは異なった施術結果になってしまうことがあります。そうなった際に、ヒアルロン酸などであれば溶かして修正することが可能です。しかしコラーゲンの場合はそれができません。失敗した場合の修正が難しいため、医師の腕や、きちんと希望を伝えられるかが大切になってきます。
デメリットが複数あるコラーゲンの注入施術ですが、人によってはかなり長く持ってくれるのがこの施術です。医師と相談しつつ、自分の希望に合った施術を検討するようにしましょう。
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